ピーピーまめのつくりかた

だいたい、春の田舎道には生えている、コレ。
カラスノエンドウという植物です。
田舎で育ったワタクシは、これで毎日のように「ピーピーまめ」と呼ぶ笛を自作、
アホのように吹き鳴らしながら学校から帰っていたわけです。
最近、たくさんの子どもと遊ぶ機会があり「つくったことある?」と聞いたところ、
「ない」というではありませんか。
そんなものなの? 作らないの? と、試しに作ったところ、ワタクシ大人気に。
作っても作っても注文がくる、笛つくり職人状態となりました。
おそらく、ご存知の方もおおいことでしょうが、都会で育った若いママはきっと知らない…と思い、笛つくり職人が、作り方をまとめてみました。
【職人が教える、ピーピーまめのつくり方】========================

・豆を選ぶ
割と大事なポイント。
まるまると太いのがいいんですけど、
あまり大きいやつだとはじけるので、
ほどほどの太さのもの。
それから、背の部分ができるだけ
まっすぐのやつがいい。
反ってるのは(2)で壊れます。

(1)筋を取る
背の部分ではなく、
曲線になっている部分の筋を取ります。
尖っていない方の端を切り、
スナップエンドウの筋を取る要領で、
ついーっと引っ張ります。

(2)中身を取る
曲線側を開き、中の豆を取り除きます。
白い線が入っているので、
爪を立てて取るのがポイント。
この手順が、一番破れやすいんで注意。
破れたら豆選びからやり直し。
まあ、素材はタダなので、
いくらでもやり直しましょう。

(3)切り取る
尖っているのと反対側を、
斜めにカット。
紙を破るような感じで
シャッと切りましょう。

(4)ひたすら吹く
尖っている側を口に入れ、(3)で
斜めにカットした部分が唇から
少し出るあたりをくわえます。
イメージとしては、リップクリームを
塗る「ん」の口の形。
そしておもむろに息を吐き、
笛を鳴らします。
結構大きな音が出るので注意。
ピーピーまめとは言うものの、時々「ブォー」といったおっさんみたいな音が出ます。
子どもに作ってやると、たいがい人気者になります。
爪先が緑になるので、しっかり手を洗いましょうね★
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※「なんでも書いていい」と言われたものの、
こんなん書いてもいいのか不安になってきました。
他のスタッフから止められたらこの記事削除します〜。
だいたい、この記事を「子育て」のカテゴリに入れるのは乱暴ではないだろうか…(自問自答)。
(スタッフ百)